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放送ビジネスの未来像を切り開く Inter BEE 2015
~2015年11月20日(金)幕張メッセで開催

放送ビジネスの未来像を切り開く「2015国際放送機器展(InterBEE2015)」(主催・電子情報技術産業協会<JEITA>)が18日(水)から20日までの3日間、千葉市の幕張メッセで開催される。放送を取り巻くビジネス環境は急速に変化しており、同展ではプロフェッショナルのニーズに応える各種機器が展示され、未来を先取りしたフォーラムも展開される。

会期 :11月18日(水)~20日(金)
開催時間 :午前10時~午後5時30分
会場 幕張メッセ
入場料 :無料(登録制)

[展示]映像・放送/音響/照明など4部門

4K・8K取り組みや放送のIT化対応など

InterBEEには放送局やプロダクション、イベント事業者、機材レンタル事業者、ホール・施設、通信事業者などが幅広く来場、そのニーズに応えるべく映像・放送機器や音響機器、照明機器などのメーカーが主に出展する。50周年の昨年は規模を拡大し977社(うち海外から543社)が出展、約3万8000人の来場者を集めたが、今年もほぼ同じ規模で開催される。

展示スペースは、スタジオカメラや編集機材、送出機材などを集めた「映像・放送関連機材部門」、音響制作に関わる「プロオーディオ部門」、撮影・スタジオ照明を受け持つ「プロライティング部門」、放送と通信の連携を図る「ICT/クロスメディア部門」の4部門で構成される。

放送ビジネスの世界では、2020年を見据えて4K・8K超高精細映像など次世代放送サービスの普及に向けた取り組みや、インターネット通信など放送のIT化などが進む。同展では、超高精細映像に対応した制作技術や、放送と通信の連携のための情報通信技術(ICT)利活用などが大きな柱となる。

開場は午前10時から午後5時半(20日のみ午後5時まで)。入場無料だが、公式ウェブサイトhttp://www.inter-bee.comから入場登録する。

[フォーラム]民放の動画配信など話題のテーマ

クラウド活用術など海外の最新事例紹介

総務省が開催する「4K・8Kロードマップに関するフォローアップ会合」は今年7月に第二次中間報告を取りまとめ、20年には一般家庭での4K・8Kテレビ放送の視聴環境整備が求められている。4Kはすでに試験放送が始まり、8K放送も来年に試験放送を控えるなか、ロードマップを踏まえた関連事業者の事業展開が報告される。

在京民放5局が見逃した番組をインターネットで無料視聴できるサービス「TVer(ティーバー)」を10月に始めたが、その期待や可能性も語られる。

ブラジルのテレビ放送業界の来年のリオデジャネイロ五輪に向けた取り組みの報告や、デジタル化による大容量の放送データの処理のためのクラウド活用術をマイクロソフトやアマゾンが活用提案するなど、海外の最新動向も紹介される。

映像と音響のシンポジウムも開かれ、音響シンポジウムではスマートフォンなど移動通信サービスに割り当てられた700MHz帯への全面周波数移行(19年)を前にした放送関連の準備態勢が語られる。映像と音響に関しては、若手エンジニア向け有料講習会としてチュートリアルセッションも予定している。

コンサートやイベント会場などで利用されるラインアレイスピーカーの体験デモや、屋外展示場では映像制作現場でニーズの高いドローンによる空撮デモといった体験イベントも行われる。

[InterBEE CONNECTED]放送と通信の融合を模索

テレビの視聴スタイル多様化に対応

「ICT/クロスメディア部門」の一角では、特別企画展示として放送と通信の融合を図る「InterBEE CONNECTED」が併設される。テレビの視聴スタイルの多様化のなかで、民放局の動画配信(オンデマンド)事業や、クラウドサービスの活用など、ICTがメディアコミュニケーションにどんな可能性を広げるのか新しいビジネスモデルを探るものだ。

展示と企画セッションとに分かれ、民放局やクラウドサービス会社など13社が出展、企画セッションでは放送がどのように変わり、進化するのかを発信する。

録画視聴やネットを介したビデオ・オン・デマンド(VOD)視聴など、テレビの視聴スタイルの多様化をどうビジネスにつなげるか、在京民放局が開始した動画配信事業が今後どう展開していくか、ネット配信も含めた放送同時再送信の方向性と課題など盛りだくさんだ。

また、海外におけるオンデマンドの動向や、ローカル放送局の放送通信連携への取り組み、ケーブルテレビ局の新たなコンテンツの展開なども紹介される。さらに、スマートフォンやタブレットなど視聴デバイスの多様化のなかで、テレビCMの新しい可能性とともに視聴率や広告の効果をどう計測するかといったテーマも取り上げる。

展示会構成

Inter BEEの展示構成
■映像・放送関連機材部門
[放送機器関連]
トータルシステム、基幹業務系システム/番組制作システム、中継システム、放送システム、電源装置、測定・変換機器、放送機器設計・開発・製造
[プロダクション関連]
撮像装置撮影装置、記録装置、表示装置、各種特機・周辺製品
[ポストプロダクション関連]
編集・制作装置、マルチメディアシステム、制作管理システム
[業務用/ハイエンド・コンシューマー関連]
撮影・収録機材、再生・表示機材、出版・パブリシティー関連
■プロオーディオ部門
演奏・収録用システム、MA・スタジオ用システム、
PA・ライブシステム、ラジオ放送用システム、ハイエンド・コンシューマー機器
■プロライティング部門
スタジオ用照明機器、舞台・屋外撮影用照明機器
■ICT/クロスメディア部門
クラウドサービス/ソフトウエア、動画配信システム/サービス、モバイルネットワーク、
デジタルシネマ、デジタルサイネージ、大型映像装置/超高精細・次世代映像技術、デジタルコンテンツ
Inter BEEにおけるフォーラム
●11/18(水)
10:20-12:20 [基調講演1]
4K・8Kロードマップ2015今後の事業展望
12:40-14:20 [基調講演2]
民放公式テレビポータル『TVer』サービススタート
~映像配信の今後を考える~
13:00-14:30 [招待講演1]
ブラジルテレビ放送技術協会 特別フォーラム
15:00-17:00 [特別講演]
マイナンバー時代を迎えたテレビ放送の次世代サービスを考える
●11/19(木)
0:20-11:50 [招待講演2]
最新AzureとWindows10のPremium Video Delivery事情
―クラウドでのMPEG-DASH/4K/DRMそして、その活用―
12:10-13:40 [招待講演3]
クラウド活用によるメディアワークフローの進化
14:00-17:00 [映像シンポジウム]
新たなコンテンツ制作の潮流
~ビッグデータの視覚化のインパクト~
15:00-17:00 [特別講演]
マイナンバー時代を迎えたテレビ放送の次世代サービスを考える
●11/20(金)
10:30-11:20 [招待講演4]
アメリカ大使館商務部 特別フォーラム
ICTと放送の融合、その先の展望
11:40-12:30 [招待講演5]
放送とメディアの市場及び技術トレンド
12:50-13:40 [招待講演6]
次世代テレビ音声を生み出す:ATSC3.0の音声
14:00-17:20 [音響シンポジウム]
700M帯ワイヤレス移行の現状と今後
~2019年の全面周波数移行まで4年を前に~
Inter BEE CONNECTEDの企画セッション
●11/18(水)
10:30-12:00
視聴スタイルの変化とビジネスチャンス
13:00-15:00
映像表現としての4Kの可能性と課題
~制作・プラットフォームの先駆者たちに学ぶ~
15:30-17:30
キー局の動画配信(オンデマンド)
●11/19(木)
10:30-12:00
米国放送界最新事情:大手TVネットワークのOTT戦略とその波紋
13:00-15:00
放送同時再送信への取り組み
15:30-17:00
放送通信連携で新境地を拓くローカル放送局の取り組み
●11/20(金)
10:30-12:00
ケーブル・プラットフォーム(コンテンツ関連)について
13:00-15:00
多様な視聴計測から見えるテレビの新しい価値
15:30-17:00
スポンサー企業が語る新たなテレビ広告手法

開催概要

2015年国際放送機器展
International Broadcast Equipment Exhibition 2015
(略称)Inter BEE 2015
[会期]
11月18日(水)~20日(金)〔3日間〕
[場所]
幕張メッセ
〒261-0023 千葉県千葉市美浜区中瀬2-1
[時間]
午前10時~午後5時30分 (※午前10時~午後7時30分)
※印は「ラインアレイスピーカ体験デモ」実施時間(イベントホール)
[入場料]
無料(登録制)
[お問合わせ]
一般社団法人 電子情報技術産業協会
2015 国際放送機器展(Inter BEE 2015)公式サイト

出展者紹介

ミハル通信株式会社

株式会社朋栄

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