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広がるモバイル活用 潜むリスクも拡大
万全なセキュリティー対策急務

株式会社日立ソリューションズ / クオリティソフト株式会社

企業でスマートフォン(高機能携帯端末=スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)などのモバイル端末を業務に活用する動きが広がっている。
生産性の向上が期待できる半面、情報漏えいなどのリスクも伴う。モバイル端末を一元管理する「モバイル端末管理(MDM)」は重要なセキュリティー対策として、今後さらに普及が進むことが予想されている。

情報流出の危険性増す

スマホやタブレットの普及に伴い、ビジネスでもモバイル端末の浸透が進む。特に営業や販売現場などでモバイル端末を積極的に活用する企業が増えている。業務用モバイル端末を従業員に貸与することで、従業員は外出先や自宅などで会社メールの送受信やスケジュール管理といった業務ができる。

調査会社のIDCジャパン(東京・千代田) が今年4月に実施した調査によると、対象企業のうち従業員にスマホを貸与している企業の割合は20.7%、タブレットを貸与している企業の割合は10.8%だった。

モバイル端末の活用は従業員の利便性・生産性の向上に貢献する一方、紛失による情報漏えいや、業務システムへの不正アクセスといったセキュリティー上のリスクがある。顧客の個人情報や企業の機密事項がいったん外部に流出してしまうと回収するのが非常に難しく、企業イメージの毀損や顧客への補償など企業は大きな損失を被る。

端末の一元管理で安全性を確保

そこで、会社側でモバイル端末を一元管理、認証するMDMが注目を集めている。万が一、モバイル端末を紛失した場合でもMDMを使えば遠隔操作で端末にロックをかけたり、端末内のデータを消去したりして第三者が悪用できないようにする。全地球測位システム(GPS)を使って端末の位置情報を把握し、端末がどこから業務システムにアクセスしているかが分かる。

さらにMDMは一括してモバイル端末のウイルス対策ができる。端末の使用状況を確認して、会社の安全指針(セキュリティーポリシー)に適用しないアプリケーションのインストールや、不正なサイトへのアクセスを禁止する設定も可能だ。

クラウドコンピューティングを利用したMDMはネットワーク構築のための設備投資が不要で、運用コストを抑えられるのがメリットだ。短期間でシステムを導入でき、IT管理者の負担も軽減できる。

伸長するMDM市場

モバイル端末のビジネスでの普及とともにMDM市場は急速な広がりを見せている。IDCジャパンの予測では、国内MDM・モバイルセキュリティー市場のユーザー支出額は2011年の26億1700万円から16年には208億8500万円と大幅に拡大。11~16年の年間平均成長率は51.5%に達するとしている。

業務効率アップに貢献するモバイル端末だが、その導入に際しては万全なセキュリティー対策が求められる。MDMは企業のIT戦略で今後、不可欠なツールになるだろう。

各社紹介

株式会社日立ソリューションズ

[お客様と地域社会の発展に貢献]

日立ソリューションズは、お客様の業務ライフサイクル全般にわたり、豊富なソリューションを全体最適の視点で組み合わせ、ワンストップで提供する『ハイブリッドインテグレーション』を実現します。 日本全国に拠点を構え、海外では中国や米国、欧州のグループ会社を核としてワールドワイドにお客様にとって価値の高い製品・サービスを提供しています。

http://www.hitachi-solutions.co.jp/

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クオリティソフト株式会社

[IT資産管理のトップランナー]

クオリティソフトは、IT資産管理のトップランナーとして、お客様と対話しながら、ニーズにあった製品やサービスを常に提供しています。
今後も「21世紀型経営資源(しくみ・人・情報)」の有効活用に役立つソリューションをお客様へご提案いたします。
クライアント管理のQAW/QND Plusは、約3,500社、マルチデバイスセキュリティ維持・管理のISM CloudOneは、20,000社を超える販売実績があります。

http://www.quality.co.jp/

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